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archive: 2018年10月

今週の「朝日俳壇」より(2018/10/28掲載・そのⅠ)  

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〇   こんなにも晴れゐて明日は台風に   (玉野市)勝村博  台風前日の青空の下に居ると、「明日、本当に台風が来るのかしら?NHKはこの頃平気な顔してフェイクニュースを流すから、『颱風十四号、明日午後関東直撃!』なんてニュースは、またいつも通りのNHK流のフェイクニュースじゃないのかしら?」などと思ったりもするのであるが、それでも尚且つ、その日の夕刻から、一天俄かに掻き曇り、風も出て来て、関東地方全体は...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/28掲載・そのⅠ)   大変お待たせ致しました! 

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〇  教科書を信ぜず疑問突き詰めし本庶先生けふを祝さる  (東京都)荒井整 「けふを祝さる」とは、「学生時代から教科書に書いてある事を信じないで、自らが抱いた疑問をとことん突き詰めて探求した結果として、ノーベル化学賞受賞という栄光に辿り着いた、本庶先生の栄えある今日が、世界中の人々から祝福されている」といった文意でありましょうが、余りにも言葉足らずであり、読解はなかなか困難でありましょう! 如何に韻...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/28掲載・そのⅡ) 大変お待たせ致しました!北方四島以南、只今大後悔! 

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〇  「江藤淳は形骸に過ぎず」遺書を読めば平成もはや歴史なりけり  (横浜市)森秀人 「江藤淳」とは、「皇太子妃・雅子の母親・小和田優美子(日本ユニセフ協会評議員)の従兄にして、『奴隷の思想を排す』(1958年)、『小林秀雄』(1961年)、『成熟と喪失』(1967年)、『海は甦える』(1976年)、『漱石とその時代』(1970年 - 1999年、未完)』などを著して有名な文芸評論家」である。  彼は、その前年に妻に死なれたこ...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/28掲載・そのⅣ)   最終版、只今、北方四島以西大後悔!何卒、笑って遣って下さいませ! 

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〇  シデムシは埋葬虫と書きて読む虫や獣は土にかえりぬ  (東京都)野上卓 「シデムシ」とは、「動物の死体に集まり、それを餌とする事で知られた甲虫である。名前の由来は、死体がある場所に出て来てはい回るために、<死出虫>と名づけられたことに拠る。また、この虫の仲間には、同胞の死体を土に埋め込む習性を持つ者もあるため、漢字では<埋葬虫>と表記することもある。」とか!  であるならば、私たち人間も亦、<シ...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/28掲載・そのⅢ)  最終版、只今公開!乞う、ご再読! 

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〇  この世には天災人災満ちあふれ災害文学方丈記を読む  (渋川市)金谷常平 言われてみれば確かに『方丈記』に「災害文学」ではありますが、鴨長明作の『方丈記』には安元三年(1177年)の都の火災、治承四年(1180年)に同じく都で発生した竜巻、及び、その直後の福原京への遷都、養和年間(1181年~1182年)の飢饉、更に元暦二年(1185年)に都を襲った大地震など、長明自らが経験した天変地異(天災)に関する記述が為されて...

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今週の「朝日俳壇」より(2018/10/21掲載・そのⅠ)  

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○   相続人全部のはんこ秋の風   (泉南市)藤岡初尾 「こんな端金を手に入れるために、この藤岡初尾様ともあろう天下の美女がこんなにまで煩わしい思いをするとは、一体全体、この日本という国はどうなっているんでしょうね!これほどまでも難儀しなければならないんだったら、こんな端金は、最初から床下のアライグマたちにでも呉れてやればよかったのに!」とは思うものの、お金は欲しいし、煩わしい思いはしたくないしで...

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古雑誌を読む(短歌・2018年10月号・巻頭28首)

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     栗木京子作『移動図書館』〇  六月の樹上に巣ありみづいろの孵らぬままのたまごを容れて〇  切り株に今日も座しゐる滑瓢(ぬらりひょん)お辞儀をすればやがて雨降る〇  絨毯の上でクロールの練習をせし日のありて梅雨明け近し〇  西銀座の洋傘店にわが従姉勤めをりにき五十年前〇  亡き人に詫びに行きたし入谷にて買ひし鉢植ゑ朝顔提げて〇  朝顔の蔓は伸びゆき窓際に下から数へて五つ花咲く〇  着地後にど...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/21掲載・そのⅢ)  

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〇  肉結ぶ光る真綿の地蜂追う人見え信濃の秋は深まる  (長野市)関龍夫 本作は佐佐木幸綱選の首席入選作品であり、選者の佐佐木氏の選評に「信濃の秋の象徴。男たちの蜂の子取りである」とありますが、評者の私から見れば、「佐佐木幸綱氏ともあろう我が国歌壇の重鎮が、この作品の何処に魅力を感じて、首席入選作品となさったのでありましょうか?」とでも、申し上げたくなるような愚作である。 その内容は、佐佐木氏の仰る...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/21掲載・そのⅣ)  

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〇  ドア開けて宅配便を受け取りぬ金木犀の香りとともに  (枚方市)秋岡実 ドアを開けたのは、本作の作者・秋岡実さん。 「ドアを開けて」「受け取」って「宅配便」の中身は、シメジ・松茸・初茸と、秋の岡の恵みの茸尽くしのクール便に違いありません。 高野選の首席。      ドア開けて受け取りたるはクール便 秋の恵みの茸と木通  鳥羽散歩〇 秋風が誘ふのだらうゆつくりと車道へ向かふかまきりかなし  (秦野...

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今週の「朝日歌壇」より(2018/10/21掲載・そのⅡ)  

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〇  玉城氏の当選の意味沖縄の重荷負ふべしオール日本が  (前橋市)荻原葉月 作者の意図としては、「沖縄県知事選挙で玉城デニー氏が当選した意味は、米軍基地のあらかたを県内に設置されているという、沖縄の重荷はオールジャパンで負うべきである」と言いたいのでありましょうが、文意がやや不明瞭である。 また、当選者の玉城氏は、着任早々、公約違反云々を与野党双方から追及されている始末であり、その帰趨がマスコミか...

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