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詩歌句誌面

読解なくして論評あらず。

今週の「朝日歌壇」より(2019/4/21掲載)

〇 とりかへしのつかぬ過誤なり今帰仁の沖に傷もつジュゴンのむくろ  (埼玉県)酒井忠正

 馬場選の首席。
 「過誤」とは如何ならむ?
 「過誤」と言って済ませるなんて飛んでも発奮!
 是は明らかに連合政権に拠る憲法違反の犯罪であり、単なる過誤ではありません。


〇 比良八荒おさまり琵琶湖は深呼吸さざ波たちは夏じたく語る  (大津市)隈元直子

 佐佐木選の首席。
 「波たちが夏じたくを語る」なんて嘘を言うな!なんて野暮なことは言いっこ無しにしましょう。


〇 鴨去って川原は今日も休養日時々鯉のはねる水音  (蓮田市)斎藤哲哉

 佐佐木選の次席。
     鴨発ちてときどき鯉の跳ぬる音  三茶
  

〇 マンションの防犯カメラに写される春の欠伸の個人情報  (直方市)永井雅子

 佐佐木選の四席。
 夜の短い「春」ともなれば、「欠伸」もでますからね!
 それをいちいち防犯カメラで写されたんじゃ、こちとら身が持ちませんよ!


〇 若和尚に嫁のおらねば妹が寺の法事の手助けをする  (三原市)岡田独甫

 佐佐木選の五席。
 岡田独甫大僧正は、相変わらずの大忙しである。
    住職は読経の下手な醜男で大黒様に嫌われてます  鳥羽散歩


〇 ジェスチャーでデジタルカメラを託されてこの手が「日本の思い出」を撮る  (旭市)高橋梨穂子

 高野選の首席。
 全日本国民を代表しての写真撮影ですから、少しぐらいは緊張しますよね!


〇 翔び立てぬものこそ激しく羽ばたくか風に辛夷の数百の花  (横浜市)黒坂明也

 高野選の九席。
 「春の奈良へいつて、馬酔木の花ざかりを見ようとおもつて、途中、木曾路をまはつてきたら、おもひがけず吹雪に遭ひました。……」
 僕は木曾の宿屋で貰つた絵はがきにそんなことを書きながら、汽車の窓から猛烈に雪のふつてゐる木曾の谷々へたえず目をやつてゐた。
 春のなかばだといふのに、これはまたひどい荒れやうだ。その寒いつたらない。おまけに、車内には僕たちの外には、一しよに木曾からのりこんだ、どこか湯治にでも出かけるところらしい、商人風の夫婦づれと、もうひとり厚ぼつたい冬外套をきた男の客がゐるつきり。――でも、上松を過ぎる頃から、急に雪のいきほひが衰へたし、どうかするとぱあつと薄日のやうなものが車内にもさしこんでくるやうになつた。どうせ、こんなばかばかしい寒さは此処いらだけと我慢してゐたが、みんな、その日ざしを慕ふやうに、向うがはの座席に変はつた。妻もとうとう読みさしの本だけもつてそちら側に移つていつた。僕だけ、まだときどき思ひ出したやうに雪が紛々と散つてゐる木曾の谷や川へたえず目をやりながら、こちらの窓ぎはに強情にがんばつてゐた。……
 どうも、こんどの旅は最初から天候の具合が奇妙だ。悪いといつてしまへばそれまでだが、いいとおもへば本当に具合よくいつてゐる。第一、きのふ東京を立つてきたときからして、かなり強い吹きぶりだつた。だが、朝のうちにこれほど強く降つてしまへば、ゆふがた木曾に着くまでにはとおもつてゐると、午すこしまへから急に小ぶりになつて、まだ雪のある甲斐の山々がそんな雨の中から見えだしたときは、何んともいへずすがすがしかつた。さうして信濃境にさしかかる頃には、おあつらへむきに雨もすつかり上がり、富士見あたりの一帯の枯原も、雨後のせゐか、何かいきいきと蘇つたやうな色さへ帯びて車窓を過ぎた。そのうちにこんどは、彼方に、木曾のまつしろな山々がくつきりと見え出してきた。……
 その晩、その木曾福島の宿に泊つて、明けがた目をさまして見ると、おもひがけない吹雪だつた。
 「とんだものがふり出しました……」宿の女中が火を運んできながら、気の毒さうにいふのだつた。「このごろ、どうも癖になつてしまつて困ります。」
 だが、雪はいつかう苦にならない。で、けさもけさで、そんな雪の中を衝いて、僕たちは宿を立つてきたのである。……
 いま、僕たちの乗つた汽車の走つてゐる、この木曾の谷の向うには、すつかり春めいた、明かるい空がひろがつてゐるか、それとも、うつたうしいやうな雨空か、僕はときどきそれが気になりでもするやうに、窓に顔をくつつけるやうにしながら、谷の上方を見あげてみたが、山々にさへぎられた狭い空ぢゆう、どこからともなく飛んできてはさかんに舞ひ狂つてゐる無数の雪のほかにはなんにも見えない。そんな雪の狂舞のなかを、さつきからときをり出しぬけにぱあつと薄日がさして来だしてゐるのである。それだけでは、いかにもたよりなげな日ざしの具合だが、ことによるとこの雪国のそとに出たら、うららかな春の空がそこに待ちかまへてゐさうなあんばいにも見える。……
 僕のすぐ隣りの席にゐるのは、このへんのものらしい中年の夫婦づれで、問屋の主人かなんぞらしい男が何か小声でいふと、首に白いものを巻いた病身らしい女もおなじ位の小声で相槌を打つてゐる。べつに僕たちに気がねをしてそんな話し方をしてゐるやうな様子でもない。それはちつともこちらの気にならない。ただ、どうも気になるのは、一番向うの席にいろんな恰好をしながら寝そべつてゐた冬外套の男が、ときどきおもひ出したやうに起き上つては、床のうへでひとしきり足を踏み鳴らす癖のあることだつた。それがはじまると、その隣りの席で向うむきになつて自分の外套で脚をつつみながら本をよんでゐた妻が僕のはうをふり向いては、ちよつとちよつと顔をしかめて見せた。
 そんなふうで、三つ四つ小さな駅を過ぎる間、僕はあひかはらず一人だけ、木曾川に沿つた窓ぎはを離れずにゐたが、そのうちだんだんそんな雪もあるかないか位にしかちらつかなくなり出してきたのを、なんだか残り惜しさうに見やつてゐた。もう木曾路ともお別れだ。気まぐれな雪よ、旅びとの去つたあとも、もうすこし木曾の山々にふつてをれ。もうすこしの間でいい、旅びとがおまへの雪のふつてゐる姿をどこか平原の一角から振りかへつてしみじみと見入ることができるまで。――
 そんな考へに自分がうつけたやうになつてゐるときだつた。ひよいとしたはずみで、僕は隣りの夫婦づれの低い話声を耳に挿さんだ。
 「いま、向うの山に白い花がさいてゐたぞ。なんの花けえ?」
 「あれは辛夷の花だで。」
 僕はそれを聞くと、いそいで振りかへつて、身体をのり出すやうにしながら、そちらがはの山の端にその辛夷の白い花らしいものを見つけようとした。いまその夫婦たちの見た、それとおなじものでなくとも、そこいらの山には他にも辛夷の花さいた木が見られはすまいかとおもつたのである。だが、それまで一人でぼんやりと自分の窓にもたれてゐた僕が急にそんな風にきよときよととそこいらを見まはし出したので、隣りの夫婦のはうでも何事かといつたやうな顔つきで僕のはうを見はじめた。僕はどうもてれくさくなつて、それをしほに、ちやうど僕と筋向ひになつた座席であひかはらず熱心に本を読みつづけてゐる妻のはうへ立つてゆきながら、「せつかく旅に出てきたのに本ばかり読んでゐる奴もないもんだ。たまには山の景色でも見ろよ。……」さう言ひながら、向ひあひに腰かけて、そちらがはの窓のそとへぢつと目をそそぎ出した。
 「だつて、わたしなぞは、旅先きででもなければ本もゆつくり読めないんですもの。」妻はいかにも不満さうな顔をして僕のはうを見た。
 「ふん、さうかな」ほんたうを云ふと、僕はそんなことには何も苦情をいふつもりはなかつた。ただほんのちよつとだけでもいい、さういふ妻の注意を窓のそとに向けさせて、自分と一しよになつて、そこいらの山の端にまつしろな花を簇がらせてゐる辛夷の木を一二本見つけて、旅のあはれを味つてみたかつたのである。
 そこで、僕はさういふ妻の返事には一向にとりあはずに、ただ、すこし声を低くして言つた。
 「むかうの山に辛夷の花がさいてゐるとさ。ちよつと見たいものだね。」
 「あら、あれをごらんにならなかつたの。」妻はいかにもうれしくつてしやうがないやうに僕の顔を見つめた。
 「あんなにいくつも咲いてゐたのに。……」
 「嘘をいへ。」こんどは僕がいかにも不平さうな顔をした。
 「わたしなんぞは、いくら本を読んでゐたつて、いま、どんな景色で、どんな花がさいてゐるかぐらゐはちやんと知つてゐてよ。……」
 「何、まぐれあたりに見えたのさ。僕はずつと木曾川の方ばかり見てゐたんだもの。川の方には……」
 「ほら、あそこに一本。」妻が急に僕をさへぎつて山のはうを指した。
 「どこに?」僕はしかし其処には、さう言はれてみて、やつと何か白つぽいものを、ちらりと認めたやうな気がしただけだつた。
 「いまのが辛夷の花かなあ?」僕はうつけたやうに答へた。
 「しやうのない方ねえ。」妻はなんだかすつかり得意さうだつた。「いいわ。また、すぐ見つけてあげるわ。」
 が、もうその花さいた木々はなかなか見あたらないらしかつた。僕たちがさうやつて窓に顔を一しよにくつつけて眺めてゐると、目なかひの、まだ枯れ枯れとした、春あさい山を背景にして、まだ、どこからともなく雪のとばつちりのやうなものがちらちらと舞つてゐるのが見えてゐた。
 僕はもう観念して、しばらくぢつと目をあはせてゐた。とうとうこの目で見られなかつた。雪国の春にまつさきに咲くといふその辛夷の花が、いま、どこぞの山の端にくつきりと立つてゐる姿を、ただ、心のうちに浮べてみてゐた。そのまつしろい花からは、いましがたの雪が解けながら、その花の雫のやうにぽたぽたと落ちてゐるにちがひなかつた。……(堀辰雄作『辛夷の花』)


〇 「けふぬりゑあすはわなげ」と母からのひらがらだけのメールが届く  (松山市)吉岡健児

 永田選の三席。
 簡にして要を得た「メール」であります。


〇 おまへとは歩幅が合はぬはずなのにひとつの傘の雨の坂道  (西条市)村上敏之

 永田選の六席。
 「雨の坂道」とあらば致し方がありません!
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「秋葉四郎歌集『樹氷まで』」を読む

〇 十六夜の月中空に光りつつ雪ふりをれば人をしのばす

〇 敗戦国の少年としてかたくなに育ちきいまだに消ゆることなし

〇 街の底泡だつごとく点り来てつづまりに人は夜の灯に憩ふ

〇 上山の茂吉の蛍とぶ道を恋しき光身に沁みあゆむ

〇 佐太郎の生年越えていよいよに独りとぼとぼと遠き道行く

〇 汽水湖のゆゑに潮目のあらはにて雨曇るした波ひかりあり

〇 彼岸花咲きて茂吉の赤の冴ゆ墓までの道墓よりの道

〇 競ひ合ふ蛍ら同時に光絶ちむなしきときあり沢のよひやみ

〇 見ゆる雲みな静止して上空の風に逆らひ飛行機進む

〇 川ふたつまじはる一帯覆ふまで雑木々古りて空に水音

〇 風のなき沢の宵闇に共にゐて蛍のあそぶ蛍に遊ぶ

〇 金堂のうちの世界とうつし身と老いてやうやく隔たりのなし

〇 限り無くつづく樹氷のひく影のいくばく伸びて昼ふけにけり

〇 柿の実のびつしりとつく木の下に落葉みづみづし厚く積もりて

〇 雪雲の中より白の濃き樹氷あはき樹氷の現れて見ゆ


内容説明
 斎藤茂吉記念館館長として茂吉をめぐる人々の情に触れ、ときに蔵王の樹氷林に向かう。またある時は、大都会のビル群のはてに沈む日に啓示を受け、街の灯に憩う。グランドフィナーレの心境に立つ作者七十代後半の作品群。第十二歌集。
目次
 平成二十六年(年改まる;グランドフィナーレ;斎藤美智子さん逝く ほか)
 平成二十七年(辛夷;東京トワイライト;エッセー「初」のつく言葉 ほか)
 平成二十八年―街樹洞歌稿附載(百年の生;樹氷;わが半生 ほか)

古雑誌を読む(りとむ・2019年1月号)二訂版

〇 ふたたびの東京オリンピックまた清き日本にされゆく作業  一戸伸衣

 「また清き日本にされゆく」とはよくぞ詠んだり!
 安倍総理曰く、「放射性物質汚染問題も解決されたる衛生大国日本!」とか!


〇 自転車のサドルに片方結び付け縄跳び少女が入れと誘ふ  松繁美吉

 少女の独り遊びが一抹の哀れをもたらすのでありましょう。


〇 ホスピタル待合室の電光板株価のやうに待ち順番号        同

 件の「待ち順番号」とは、天国へ召されて行く順番を指示する番号なのかも知れません。


〇 四分割の肺腑の画像を無造作に医師は描き出しマウスを這はす  同

 「四分割の肺腑の画像」をパソコンの画面に「描き出しマウスを這はす」のは、件の「医師」にとっては、単なるルーティンワークに過ぎないのである。


〇 銀紙をぷつり飛び出すハルシオン受胎告知の夢を見るのだ  林恵津子

 「銀紙をぷつり飛び出す』という、一、二句目の具体表現が宜しい!
 作者は、未婚の中年女性でありましょうか?


〇 クレパスや色えんぴつの肌色は平成時代になくなりました    同

 肌の色は一様ではありませんからね!


〇 秋の夜のTSUTAYA前橋荒牧店『滑走路』第三版に会う     同

 萩原慎一郎の『滑走路』は、増刷するような歌集ではありませんけどね!


〇 「平成以後、」この文字から帯は始まる。強いゴシック。見たろうか君も  同

 「『平成以後、』この文字から帯は始まる」という、本作の一、二句目の表現の適切さには、歌集の「帯」を書くことを事として居られる、三枝・今野の両先生も納得せざるを得ませんでしょう。


〇 あなたではオナニーできないことだけがこれを恋だと裏付けていた  牧将暉

 真に以て然りと為す。


〇 世界とふ全体はなく現実は個々が重なり合ふなり  井本昌樹

 全く同感です。


〇 今何が起きてゐるのかそしていま何処にゐるのか識らねばならぬ  同

 仰る通りであります。


〇 冬晴れの丘に届きてかの人も喪中葉書の一人となりぬ   三枝昂之
〇 「ベレット」で早稲田に通う友ありてまつさきに世を走り去りたり  同
〇 心には青年のわれがまだいるが身体はやはり嘘はつかない   同
〇 黄葉し落葉となりあめつちをひととき染める大銀杏あり       同 

 三枝・今野の両先生が馬場・岩田ご夫妻と袂を分かち、「りとむ」」を創刊してから幾星霜経ったのでありましょうか?

「短歌人」会員、各務邦子さんの近作

〇 折り込みチラシ七百グラム新聞は六百グラム元日の朝   各務邦子

 「短歌人」2019年3月号より
 「折り込みチラシ七百グラム」+「新聞は六百グラム」=千三百グラム!
 病の床に在る、作者の体重は如何ほどでありましょうか?


〇 病みてのち身の丈を知る日常に八つ手の若木枝広げたり 各務邦子

 「短歌人」2019年4月号より
 「八つ手の若木」は、これから益々「枝広げたり」して、身の丈を伸ばして行くのに!

今週の「朝日歌壇」より(2019/4/14掲載)

〇 三月に百十歳を無事迎へ母は五月の改元を待つ  (西宮市)小田部桂子

 結果的には平成年間最後の「三月に百十歳を無事迎へ」としても、大正・昭和・平成と三代に亘る百十年間には、震災・戦火・不景気・近親者の死没などと、必ずしも「無事」とは言えない苦難の日々が在ったものと思われます。
 それはともかくとして、西宮市の小田部桂子さんのお母堂様に於かれましては、この三月の百十歳のお誕生日、真にお目出とうございます。
   改元はともかくとしてこれからもどうか長生きをなさって下さい  鳥羽散歩


〇 勧誘の電話かかれり声色は素のままなれど薙刀会釈  (横浜市)松村千津子

 「薙刀会釈」とは、「(長大で対戦に有利な)薙刀で相手をあしらうように、相手に適当に応対すること。」
   弁慶は薙刀をもてガキンコの牛若丸をあしらはむとす  鳥羽散歩
   適当にあしらはれしは弁慶で牛若丸は見事に勝利


〇 「おやすみ」となごり惜しげに子がほほ笑む明日の朝にはまた会えるのに  (所沢市)菱沼志穂

 こういう世の中ですから、いつなんどきどんなことが有るかも知れませんから、「おはよう」にしろ「おやすみ」にしろ、折々の挨拶はないがしろにしない方が宜しいかと存じます。
   必ずしも明日が来るとは限りません!「おやすみなさい」の挨拶大事!  鳥羽散歩 

今週の「朝日歌壇」より(2019/4/14掲載)

〇 いかなごの親でも子でもなきわれがくぎ煮の姿勢で不漁を詫びる  (宝塚市)萩尾亜矢子

 「いかなご」は三年から四年かけて二十㎝くらいまで成長するのであるが、未だ体長十cm程度の一年魚が、集魚灯を用いた敷網漁や定置網漁、船曳網に拠って捕獲されて「くぎ煮」にされるのである。
 「いかなごの親でも子でもなきわれが」という上の三句の叙述は、其処の辺りの塩梅を面白可笑しく捉え、ユーモアセンスに溢れた表現となっている。
 ネットで検索すると、兵庫県を中心とした瀬戸内海地方が<イカナゴの釘煮>の本場であることが分かる。
 醤油と砂糖で煮締められて小さな体を一様に屈した<イカナゴの釘煮>と、その不漁を詫びる時の作者の姿勢の対比もなかなか面白い。
 作者の萩尾亜矢子さんは、イカナゴ漁の網元のオカミさんでありましょうか?
 佐佐木選の首席。


〇 外国へ行つたことなく手仕事にパスポート入れを造る日々なり  (香取市)島田武夫

 作者がお住いの千葉県香取市では、ビニールなどの化成加工品の製造が盛んに行われているとか!
 同選の次席。


〇 ファミレスのスタンプ集めてもらう皿ひとりぐらしの寂しさの数  (鎌倉市)柳川徳子

 ネット検索したところ、下掲の如き記事に遭遇しましたので、それをそのまま転載します。

   ローソンのレシートスタンプでもらえるスヌーピー皿最終日  2018年9月24日
 ローソンのレシートスタンプを集めて貰えるキャンペーン。この夏は、スヌーピーグッズで、ガラスのボウルというかお皿というか大鉢が貰えるキャンペーンでした。あと、タオル。
 今日がその最終日でしたが、私もスタンプが18個足らなかったのですが、特別お皿が欲しかったわけでもなかったので、無理から集める事はしていませんでした。それより、明日25日から始まる次のリラックマのどんぶりやお皿の方が欲しくて、25日に行こうと思ったのですが、よんどころない事情で細かいお金が必要になり、ローソンで崩しに行くことに。
どうしても明日25日、細かいお金が必要な事があり、大きいお金しかなく、また100円も1枚もなかったのでローソンへ崩しに行ってきました。
 レシートスタンプは、スヌーピーのお皿が貰えるまであと18個足りませんでした。でも、なんやかんやお買い物をしてだいたい2,500円くらいになりました。前回、ローソンでお買い物をした時に2,600円お買い物をしてスタンプ12個だったので、2500円分買ったらそれなりのスタンプが貰えると思ったら、あら、6個でした。
 そうです。とりあえず、2500円分くらいのお買い物をしたのですが、スタンプが貰える対象商品の数が少なかったので思ってたよりスタンプがもらえませんでした。
 まっ、いいですけど。
 それより、明日からのリラックマのグッズが欲しいです。
 ローソンでお買い物をして、レシートスタンプを貰いますが、氣にした事がありませんでした。それにローソンセレクト商品も買ってたのでそれなりのポイントは貰えると思ったのですが、今、ローソンのHPでスタンプが貰える対象商品を確認したら、ローソンセレクトでももらえない商品があるようです。
 例えば今日買ってきた100%のりんごジュース。これは、紙パックのジュースなので対象外でした。ウチカフェスイーツも2つほど買いましたが、なぜかスタンプには反映されていませんでした。(転載終り)

 そう言えば、我が家の近くの<山崎ストアー>でパンを買うと、白い瀟洒な洋皿と交換できるスタンプが貰える、という話を聞いたことがありますが、我が家の洋皿はヘレンドなので、件の<山崎ストアー>でパンを買ったことはありません。
 同選の四席。


〇 転勤ののちは再び来ぬだろう商店街の地下の灯も春  (名古屋市)長尾幹也

 降格・名古屋市への単身赴任などの屈辱の数年を経られ、長尾幹也さんもいよいよ故郷の大阪勤務になるのでありましょうか?
 そう言えば、一昨日の午後に視たNHKのテレビに、松田短歌姉妹やタクシードライバー歌人の高山邦男さんなどと共に、長尾幹也さんも出て居られましたが、それ程しょぼくれている訳でもなく、一見紳士然とした、なかなかの美男子とお見受け致しました。
 同選の八席。


〇 膀胱ガン?なあんだと言ふな青年の松田優作を殺したんだぞ  (宗像市)巻桔梗

 宗像市にお住いの巻桔梗さんからは、第一歌集『碑の蟻』、第二歌集『烏兎』と、傑作揃いの歌集を二冊も頂戴しながら、折りも折り、私自身の長期に亙る病気療養や入院なども重なって、碌々歌評なども書かず、お礼の手紙なども差し上げず、不義理を重ねている次第であります。
 斯くして、短歌論評のブログなどをやっていると、日本各地の歌人の方々から、歌集が毎月のように郵送されて来るのでありますが、何分、私自身が明日明日傘寿を迎えなければならない高齢者なので、そのうちにそのうちに、と思いながらも、不義理を重ねている次第なのであります。
 「膀胱ガン?なあんだと言ふな」との一、二句!このところ療養続き、巻桔梗さんに対する不義理続きの私としては、「なあんだ」と言うどころか、今の我が身をも顧みて、愕然とした思いに囚われました。
 私・鳥羽散歩は、まだまだ歌人・巻桔梗の佳作・傑作を読ませていただきたい気持ちで一杯なのであります。
 佐佐木選の十席。 

今週の「朝日歌壇」より(2019/4/14掲載・決定版)

〇 ユーミンと竹内まりや聴く朝は昭和がしみる平成が行く  (新居浜市)高津美代子

 人さまざまであり、好みの問題ではありましょうが、「ユーミン」と「竹内まりや」を同列に扱うのは如何でありましょうか?
 また、「昭和がしみる」と言い、「平成が行く」とも言う!
 こうした欲張りな表現は、「改元に便乗して何が何でも入選しよう」とする、自らの軽薄さを暴露しているだけの事である。
 嗚呼!永田選の首席。
  ナベツネが長嶋茂雄を介護する東京ドームの貴賓席では  鳥羽散歩


〇 「ふしあわせという名の猫」を飼い慣らす寺山修司がいた70年代  (西宮市)佐竹由利子

  ふしあわせという名の猫がいる
  いつも私のそばに
  ぴったりよりそっている

  ふしあわせという名の猫がいる
  だから私はいつも
  ひとりぼっちじゃない

  この次春が来たなら
  迎えに来ると言った
  あの人の うそつき
  もう春なんか来やしない
  ふしあわせという名の猫がいる
  いつも私のそばに
  ぴったりよりそっている

  この次春が来たなら
  迎えに来ると言った
  あの人の うそつき
  もう春なんか来やしない
  ふしあわせという名の猫がいる
  いつも私のそばに
  ぴったりよりそっている     (作詞)寺山修司 (作曲)山本孝三郎
 永田選の次席。

     
〇 死を願う心起こりしことなきや母看る我に問いし人あり  (埼玉県)島村久夫
 
 死を願ふ心起りし時もあり老々介護の日々なりければ  鳥羽散歩
 永田選の三席。


〇 親の死を待ってるような生き方はいやだがほかの選択がない  (大洲市)村上明美

  二親の死期を待つてる生き方を子らにさせるがアベの政治だ  鳥羽散歩
 永田選の四席。


〇 さみどりの梢ぬらして春雨は君亡き午後の木馬にそそぐ  (越前市)内藤丈子

 桜若葉の下に木馬が据えられている光景は、中層共同住宅付設の小公園などでよく見受けられます。
 永田選の七席。


〇 招かれて行く核廃の会多し被爆者われは「看板」なれば  (アメリカ)大竹幾久子

 「剣客商売」ならぬ「被爆者商売」とは、昨今のアメリカ社会ならではの身過ぎ世過ぎでありましょうか?
 「『看板』なれば」との自負心に驕り昂ぶりが無きや?
  核廃の幟おつ立て大陸を右往左往に流離ふ幾久子  鳥羽散歩
 馬場選の次席。


〇 間違った電車に乗って降りられずそんな人生まだまだ続く  (守口市)小杉なんぎん

 作者の思いとは異なり、降車地点は案外近くに在るのかも知れませんね?
 間違つて乗つた電車の生涯も終点近くなりて執着  鳥羽散歩
 馬場選の三席。


〇 歴代の住持の墓所にイノシシが沼田場を掘りて雨水溜めをり  (三原市)岡田独甫

 岡田独甫大僧正の場合は、老いたりとは言えども、そんなに易々と大往生させる訳には行きません!
  独り身の愚息に後を託せずに大僧正の解脱を遂げ得ず  鳥羽散歩
 馬場選の四席。


〇 伯林の壁の跡地に植ゑしとふ平和願ひし日本のさくら  (東京都)内田三和子

 「平和願ひし日本のさくら」とは、愛媛県東温市の青年学校の教師をしていた高岡正明氏が、教え子の村の若者たちが次々と戦場に駆り出されて死んで行った事を悼んで、終戦直後から三十年の歳月を掛けて勾配に成功した<陽光桜>である。
 彼・高山正明氏は、自らが勾配したこの新種の桜を<平和のシンボル>として、国内外の各地に無償で送り続けていたのであるが、この陽光桜の誕生物語は、『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』というタイトルの映画となっているのである。
 馬場選の八席。

古雑誌を読む(短歌研究・2019年3月号)

 短歌総合誌「短歌研究」三月号の<恒例企画>は、「現代代表女性歌人・140人作品集」と銘打っての豪華版である。
各人7首ずつ、総計980首の秀作を読むことが出来るとなれば、私・鳥羽散歩としても勇躍、全980首の短歌作品を、目を皿のようにして読まざるを得ません。
〇 年を経て棘うしなひし柊がまろき人語に囲まれてゐる  春日真木子(水甕)

〇 いづれ巨大地震の起る列島に永く生きたるも恵のひとつ  尾崎左永子(星座)

〇 わが脳のウェルニッケ野発光中 らちなき光と思へど愛し  松川洋子(りとむ)

〇 白蝶のゆめかと思ふ春の雪彼方灯りて仮設住宅  馬場あき子(かりん)

〇 灯籠の終のひとつがその先の闇を深めてまたたき始む  久保庭紀恵子(白路)



 

  

「服部真里子第一歌集『行け広野へと』」を耽読する

〇  光にも質量があり一輪車ゆっくりあなたの方へ倒れる

〇  酢水へとさらす蓮根のうす切りの穴を朝の光がとおる

〇  蝶を踏む足裏の柔さ光にはひかりの色の繊毛がある  

〇  日のひかり底まで差して傷ついた鱗ほどよく光をはじく  

〇  エレベーターあなたがあなたであることの光を帯びて吸い上げられる

〇  粘膜のような光を載せたまま昼を眠っている海だった

〇  三月の真っただ中を落ちてゆく雲雀、あるいは光の溺死 

〇  煌々と明るいこともまた駅のひとつの美質として冬の雨

〇  ほほえみを あなたの街をすぎてゆく遊覧船の速度を 風を  

〇  鉄塔は天へ向かって細りゆくやがて不可視の舟となるまで  
 
〇  指掛けて靴をそろえる一瞬のうつくしい世界の氷づけ

〇  遠雷よ あなたが人を赦すときよく使う文体を覚える
  
〇  草刈りののちのしずもり たましいの比喩がおおきな鳥であること

〇   ポケットのひとつもない服装をしてしんとあなたの火の前に立つ
 
〇  しょうもない話もしつつ幾度かともに過ごせりあさりの旬を

〇  前髪に縦にはさみを入れるときはるかな針葉樹林の翳り

〇  洗い髪しんと冷えゆくベランダで見えない星のことまで思う

〇  トイレットペーパーの上の金属のやさしい歪み 熱帯夜だね
  
〇  フォークランド諸島の長い夕焼けがはるかに投げてよこす伊予柑   

〇  蜂蜜はパンの起伏を流れゆき飼い主よりも疾く老いる犬

〇  どの町にも海抜がありわたくしが選ばずに来たすべてのものよ

〇  塩の柱となるべき我らおだやかな夏のひと日にすだちを絞る 

〇  陶製のソープディッシュに湯は流れもう祈らない数々のこと 
  
〇  地表とはさびしいところ擦っても擦ってもおもてだけだ、と 
                                  
〇  青桐の一葉のごとに国があり君は淋しい王様であれ
    
〇  湖と君のさびしさ引きあって水面に百日紅散るばかり
  
〇  神様を見ようと父と待ちあわせ二人で風に吹かれてすごす
  
〇  手の甲で陶器に触れる 恋人がわたしに運んで来るのは季節
  
〇  新年の一枚きりの天と地を綴じるおおきなホチキスがある  

〇  冷たいね 空に金具があるのならそれに触ってきた表情だ 

〇  傷ついた眼鏡をはずし仰ぎたり青空の傷、すなわち虹を   

〇  昨日より老いたる父が流れゆく雲の動画を早送りする

〇  窓ガラスうすき駅舎に降り立ちて父はしずかに喪章を外す

〇  窓際で新書を開く人がみな父親のよう水鳥のよう

〇  駅前に立っている父 大きめの水玉のような気持ちで傍へ

〇  父よ 夢と気づいてなお続く夢に送電線がふるえる

〇  木犀のひかる夕べよもういない父が私を鳥の名で呼ぶ

〇  ふかぶかと息を吐きつつ父親は冬の廚に大根を蒸す    

〇  父眠りし後もしばらく続きおり『鬼平犯科帳』の剣戟  

〇  見下ろせばほとんとひかり父親がラジオ体操第二を踊る  

〇  今夜から未明にかけてめくられる無数の頁 やがて川音  

〇  星が声もたないことの歓びを 今宵かがやくような浪費を  

〇  はめ殺し窓のガラスの外側を夜は油のように過ぎるも  

〇  冬晴れのひと日をほしいままにするトランペットは冬の権力  

〇  ひとごろしの道具のように立っている冬の噴水 冬の恋人  

〇  白い犬と座る川べり、首長き楽器のように冬は来たりぬ  

〇  この雪は語彙多き雪ふるさとは帽子目深にかむりて眠る 
 
〇  何らかの口止め料のようにして眠るキャベツを受け取っている 
 
〇  眠たげなまぶたのごとき春の闇三人官女は右へ寄りつつ
  
〇  揚力は青いかがやき 恍惚と揚力を脱ぎすてるよ鳶が 

〇  なにげなく掴んだ指に冷たくて手すりを夏の骨と思えり

〇  雪は花に喩えられつつ降るものを花とは花のくずれる速度

〇  いっしんに母は指番号をふる秋のもっともさびしき場所に

〇  かなしみの絶えることなき冬の日にふつふつと花豆煮くずれる

〇  音もなく道に降る雪眼窩とは神の親指の痕だというね

〇  うす紙に包まれたまま春は来るキンポウゲ科の蕊には小雨

〇  水という昏い広がり君のうちに息づく水に口づけている

〇  金貨ほどの灯をのせているいつの日か君がなくしてしまうライター

〇  湖の近くに家があると言うなるべく嘘に聞こえるように  

〇  もらいものの柚子はとびきり明るくて君の言葉が水をはじくよ  

〇  感情を問えばわずかにうつむいてこの湖の深さなど言う  

〇  湖と君のさびしさ引きあって水面に百日紅散るばかり  

〇  水という昏い広がり君のうちに息づく水に口づけている  

〇  スプラッシュマウンテン落ちてゆく春よ半島は今ひかりの祭り  

〇  粘膜のような光を載せたまま昼を眠っている海だった
 
〇  草原を梳いてやまない風の指あなたが行けと言うなら行こう 

〇  残照よ 体躯みじかき水鳥はぶん投げられたように飛びゆく 

〇  マフラーの房をほぐして笑ってる酔うとめんどくさいともだちが 

〇  どこをほっつき歩いているのかあのばかは虹の形のあいつの歯形                                

「栗木京子第十歌集『ランプの精』」再読

〇  半身をけむりのやうになびかせて秋の夜ランプの精出で来ずや

〇  戻りなさいと言へばランプの内に消ゆる薄むらさきの秋の恋ごころ

〇  筋書きの濃きミステリを読みさして駱駝のまつげふと思ひたり

〇  手下ひとり欲しくなりたり月の夜にコンビニおでん買ひにゆくとき

〇  土井さんのくちびる赤し男なら「憲法と結婚した」とは言はれず

〇  君よりも君の辺にゐしとほき日のわれが愛しも花蘇芳咲く

〇  ストローで作りしくじを引かむとし手のあつまりぬ遠い放課後

〇  濯がれし包帯あまたゆふかぜになびきてゐしや敗戦の夏

〇  ライオンの夢を見てゐる老人か花火の揚がる荒川土手に

〇  筋書きの濃きミステリを読みさして駱駝のまつげふと思ひたり

〇  眠られぬ夜に想ひをり鰭の下に串を打たるる感覚などを

〇  大雪の東京の夜に母は問ふ原発ゼロで凍え死なぬか

〇  母の炊きし色濃き赤飯なつかしもなんでもない日も赤飯食みき

〇  触れたれば音出るものをよろこびし幼き吾子を憶ふ初夏の夜

〇  風邪を引く前にはわかる 折り曲げし肱にひとすぢ冷気走りて

〇  反対側ホームの息子に手を振りぬうれしかつたよといつか思ふや

〇  地図の向き変へては位置をたしかめて秋のおはりの銀座を歩む

〇  女子トイレの多さは少女のあきらめし夢の数の数なり大劇場の午後

〇  ゆるキャラの運動能力高くなり跳んで走つて冬深みゆく

〇  いつのまに増殖したのかゆるキャラという新生物がテレビにあふれる

〇  卓球のサーブ打つとき少女子は神と向き合ふごとき目をせり

〇  一人分の孤独の濃さをあたためて豆乳ラテを飲む夜の部屋

〇  ポストまで歩く途中にパンを買ひわたしの朝はよみがへりたり

〇  本の整理終へて夫と吾の軍手仲良ささうに四枚置かる

〇  雨の日の花舗の奥には岬から丘へとつづく径あるごとし

〇  降車間際にトイレに行くな、と叱りたり江戸つ子せつかち世話焼きなりき

〇  冬の日の校門ひらかれ戦争に行けるからだの男の子らの見ゆ

〇  雪の日は雪の結晶また見たし実家の小さき顕微鏡にて

〇  かざはなの舞ふ日の橋の彼方よりひとくねりして電車近づく

〇  夏の野を飛びゐし蝶はわが傘に入りきてふつと色を失くせり

〇  ゆで卵の殻を剥きつつ怖れをりこの列島に罅の入る日を

〇  感電せしネズミが冷却装置停む わが実家にて否原発内部で

〇  七夕の夜の短冊に文字あふれ雨降りくればみな滲みたり

〇  酒飲まぬ息子の部屋に空ビン無しペットボトルがてらてらと立つ

〇  一ミリづつ首を圧されてゆくごとき暑さのなかに手紙書きをり

〇  打楽器を鳴らさず我は唱へたし傘を畳みて群衆に入る

〇  雀ほどの小さなかたちかもしれずされど雀の怒りふくらむ 

〇  眠られぬ夜に想ひをり鰭の下に串を打たるる感覚などを

〇  枇杷の実が雨に明るく濡れてゐる坂道のあり子の住む街に

〇  冷えながらなほ香り立つさびしさよ林檎の赤さ手につつみたり

〇  きさらぎの月に暈あり人恋ふるこころはいつも生乾きにて

〇  ささやかな約束なれど守りくるる人と見てをり海にしづむ陽

〇  ゆつくりと髪乾かしてくるる母ゐることわれの今日の哀しみ

〇  つぐなひに狐の運ぶ栗おもふ坂の途中の青果店灯りて

〇  ふと触れし君の胸板あたたかくここが真冬の空間の底

〇  手術糸の結び方教へくれし日の夫の指の若さ愛しむ

〇  ただ眠るため夜のありし少女期よ身に汽水湖をはぐくみながら

〇  もう読まぬ本束ねたりいつの日か我は短歌に裏切ぎらるるや


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