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archive: 2020年02月

今週の「朝日俳壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   泣き過ぎは泣かぬに劣る通夜の客!女人ひたすら泣かずに座せり!   縺れ居し関係を解く原因の一つとしての友人・Мの死!

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     稲畑汀子選〇   全山のリフトが動く雪到来  (米子市)中村襄介 お待たせ致しました!     長々と待たせましたが真打の瀬川雪之丞只今登場  鳥羽散歩〇   ささくれの指に残れる寒さかな  (神戸市)池田雅かず 「指」が「ささくれ」立つのは、このところしばらくの晴天続きで私たちの身の周りは極度の乾燥状態に置かれているので、その所為かも知れませんが、もう一つの原因としては栄養不足が上げら...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   嶋割れて山と鳥とに別れたり!島の抱けるもう一つの山!   八十を略して三粒年の豆ウイルスまみれの掌で受け止めつ!   

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     大串章選〇   闇凍てて闇といふ字の音を聞く  (川越市)八嶋智津子 「闇といふ字の音」を「耳」で「.聞く」のでありましょう。     嶋割れて山と鳥とに分かれたり島の抱けるもう一つの山  鳥羽散歩〇   雛飾り古き生家を輝かす  (福岡県大木町)徳永スキ子 我が家でもお雛様を飾りました。 我が家のお雛様は、栃木県の佐野の土人形雛と秋田県横手の中山の土人形雛であります。     孫娘二人...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   制服の生徒真顔で登校す大学入試の終へたる今朝を!   春風に馬糞の匂ひ漂ひて大國魂神社前を往く馬運車!   「さはるな」と書ける四文字のはかなくて来春あるを期せし我が父!

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     高山れおな選〇   枝先に春日の精の止りをり  (横浜市)込山正一 「込山さん。<春日の精>は.芽吹き?または小鳥か蝶?あえて甘く曖昧に言ったところが良い」とは、選者・高山れおな氏の簡にして要を得た寸評である。  なお、私・鳥羽散歩は<小鳥>説を採りたい!     枝先に吾の刺したる肉片を啄みて鳴く瑠璃鶲かな  鳥羽散歩〇   旋回は別れの言葉鶴引けり  (鹿児島市)青野迦葉 「青野さん...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   女性の顔は履歴書にして自ずから己が半生を語る!   マスク掛け金融機関に入つても怪しまれない昨今である!

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     佐佐木幸綱選〇  薬局のマスクの棚の空白に薄き不安が積もりてゆけり  (東京都)水谷実穂 本作の趣旨は「薬局のマスクの棚からマスクが消えて空間が出来たが、その空間にいつの間にか薄っすらと埃が堆積するようになってしまったのであるが、私は本来はマスクが置かれてあるべきスペースに堆積している薄っすらとした埃に目にするに付けても、自らの人生に薄っすらとした不安が堆積して行くような思いに囚われるの...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!  この際は死なば諸共道連れにせむと思ひてマスクを掛けぬ!   金髪にさようならして彼氏ともさようならして梨子就活中!

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     高野公彦選〇  疑へばすべて罹患者バスの中マスクがマスクを監視してゐる  (下関市)牛島正行 まさしく「マスクがマスクを監視してゐる」昨日の川崎市営バスの車内でありました。     疑へばすべて犯人終バスの乗客さながら面相わろし  鳥羽散歩〇  マスク、マスク、マスク続きてマスクせぬ夫婦に出会い安堵する道  (東京都)神山明夫 「彼ら夫婦は如何なる理由が在ってマスクを掛けていないのであろ...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!  この際は何でも洗つてしまはむとアンパンマンも洗ふ暖冬!  もしかしてスパイを遣つて居たのかも?海量と呼ばれし頃の加津さん!

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     馬場あき子選〇  迎えに来る祖国があるということが羨しかりけむあまた難民  (水戸市)中原千絵子 「コロナウイルスの広がりから自国民を守ろうとする迎えの飛行機などから発想して難民の身の上を思う.痛切さ」とは、馬場あき子氏の選評である。      お迎えのママさんたちが待つ前で園児を叱る保育士も居る  鳥羽散歩〇  二・二六の救護看護婦たりし母を詠まねば母は永遠に消ゆ  (茨木市)瀬川幸子...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/2/23掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   姓ならぬ名として背負ふ「ナカムラ」の重さや如何!件の嬰児!   訪ふ者も居ない三鷹の禅林寺!七月九日・森鷗外忌! 

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     永田和弘選〇  訪う人もこんなに老いて尹東柱碑にたちのぼる宇治の川霧  (大和郡山市)四方護 2019年、宇治川上流の白虹橋右岸に、抵抗の詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の「記憶と和解の碑」の建立された。 だが、今の若者たちにとっては、尹東柱(ユン・ドンジュ)と云ってもどんな存在なのか、「記憶と和解の碑」にどんな意味があるのかも解るはずは無く、たまに訪れる者が居たとしても、それは行く末短い...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/2/16掲載)  40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!   まだ財布開いてくれぬさいたま市大谷口の叔母とても欲張り!  

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     稲畑汀子選〇   凍蝶の命か風か翅ふるへ  (大阪市)上西左大信 「凍蝶」とは「 寒さのため凍てついたようになる蝶」のことであり、俳句では冬(晩冬)の季語である。 本句の意は「蝶が一頭、寒さ最中のこの季節に凍りついたようになりながらも翅を震わせているが、これはこの蝶の命の震えなのか、それとも風の為す業なのか!」といったところでありましょうか。 凍蝶の翅の震えを蝶自らの命の震えとして捉えな...

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永井荷風作『濹東綺譚』作中句

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〇   そのあたり片づけて吊る蚊帳哉〇   さらぬだに暑くるしきを木綿蚊帳〇   家中は秋の西日や溝のふち〇   わび住みや団扇も折れて秋暑し〇   蚊帳の穴むすびむすびて九月哉〇   屑籠の中からも出て鳴く蚊かな〇   残る蚊をかぞへる壁や雨のしみ〇   この蚊帳も酒とやならむ暮の秋...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/2/16掲載) 40首40句一挙大公開!乞う一読讃嘆!  秒針の手繰り寄せてもゴールせず設楽悠太の三人目無し!  シスターがオール捌ける世の中で投句捌きの苦手な選者!  豆撒きやクルーズ船から逃げられず!

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     大串章選〇   初蝶来この世に迷ひたるやうに  (角田市)玉手聡子 「初蝶をそのように感じたのは作者に迷いがあったから。所謂感情移入の句」とは、大串章氏の選評である。 それはさて置いて、本句の作者・玉手聡子さんは宮城県角田市にお住まいであり、角田市は市制が布かれているとは言えど、阿武隈川に沿った人工三万人足らずの田舎町である。 宮城県角田市の年間平均気温は< 11.4℃>でありますから、同地は...

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