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archive: 2020年08月

今週の「朝日俳壇」より(2020/8/30掲載) 暁闇の小田急線の警笛に夢を破られベッドより出づ!  そのかみのギニアのお笑い・サンコンさん!<視力6、0>とはほんまかいな!  莚より湧く虱と蚤に寢付かれず田毎の月を飽かず見にけり!  キスをする構へだけ見せ手を握ることさへさせぬスナックのママ!  掌中に熟せる一顆の無花果の行乞われの飢ゑを潤ほす!

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     高山れおな選○   今朝走る一番電車爆心地  (高松市)島田章平 首席。 「原爆投下後数日で走り始めた路面電車に託された希望を75年後の今朝思い遣る」とは、選者・高山れおな氏の寸評である。 香川県の県庁所在地・高松市(人口は42万人、高松都市圏の人口は84万人)は、太平洋戦争前には市街地に路面電車としての<市内線>が運行されていて、観光路線としての性格と生活路線としての性格を兼ね備えてい...

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『見沼田圃の畔から』から

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一首を切り裂く(100:好)(みつき)    好きという理由ひとつで結ばれて今年も同じさくらを見てる 「さくら」が「好きという理由ひとつで結ばれて今年も同じさくらを見てる」というわけですか。 本作の作者<みつき>さんと相手の方とは、きっと、「花見同好会」とかいうサークルに加入されているお仲間なんでしょうね。 と、言うのは、あまりのご夫婦仲のよさに嫉妬している鳥羽省三の悪質な冗談でした。 「さくら」は、...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/8/23掲載) 微笑める姿の愛しさ!終末を知りて撮られし在りし日の妻!  コロナ禍を非現実だと思いたくなつているのも吾らの現実!  突としてパネリストAが消へ失せて黒枠の中が灰色になる!  身の厚さ薄さ如何に関わらず国産ウナギはとても美味しい!  あまりにも貧乏臭くて泣けて来る!あの日あのカフェの椅子での吾ら!  生命は尊いなどと謂ふ勿れ!正しく尊い生命なれど!  札束で解決するのは容易いが娘としての気持ちは如何?  棺桶に両足突つ込み死んだのち誰を相手の感想戦だ!  親離れ出来ぬ我が子を歌に詠む令和二年の教育ママゴン!  日産のブルーバードが好きだつた!トヨタのコロナは大嫌いだつた!

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     永田和弘選○  終末の近づく妻を撮りければ頬に指あてほほゑみ呉れし  (浜松市)松井恵 首席。 「哀しい歌だ。遠くない別れを意識しつつ、奥さまの最後の微笑みは美しかっただろう。そのさり気ない所作にすべての感謝と愛情が籠っていた筈である」とは、選者・永田氏のいかにも永田氏らしい寸評である。 写真を撮る夫と撮られる妻! 撮る夫も撮られる妻も、その写真が如何なる意味を持つ写真なのかを知っている...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/8/23掲載) 象潟や今は昔の名を捨てて「にかほ市」などと成り果てにけり!  普段から火遊び慣れし子らにして大人になれば不倫もしなむ!  明け方に失語症病む妻の手が吾のハジャマの釦を外す!  アベちやんに<Go To トラブル>嗾けた小池都知事と官房長官!  鵙の巣に托卵された郭公は鵙の雛より早く巣立ちす!  ほぼ家で過ごしたからに来春は覚悟の上の就職浪人!  ハローならぬ「村のアイドル・春男くん!」いつも元気でハローと挨拶!  石塚くん!二十歳過ぎればただの人!彼の頭の七割は<性>!  エクレアが好きで2個2個否3個!食べてニコニコ笑う妹!

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     高野公彦選○  誕生日祝う歌声ハミングでロウソク8本団扇で消した  (草加市)大原悦子 首席。 「コロナ禍のもと、そっと行う誕生パーティー。火は息で消さずに団扇で」とは、選者・高野氏の寸評。 ロウソク8本を団扇で消したなんて、それはそれはお手柄でした! でも、団扇で消したりすると、お部屋のカーテンなどに炎が飛んで行き、大火になったりする怖れがありますから、子供の火遊びは禁物です。    ...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/8/23掲載)  ゴッホ描く『馬鈴薯を掘る二人の農婦』!『オランダはみどり』貧しい緑!  球磨川の七月豪雨を切つ掛けに波紋広がる治水対策!  いつもより空いた小樽行き列車から「鰊御殿」が見えるだろうか?  四月から店で働く谷ちやんはGRUのスパイなのかも!  テーマこそ深刻なれど『黒き雨』本質的にはエンタメなのだ!  クレイダーマン聴くなんて苦々し!浪花節でも聴いて居なさい!  宇陀に棲み女人高野の石楠花を詠まぬ作者は偏屈者だ!  君が遣れ!僕は遣れない殺せない!ニワトリだつて生きる権利が!  怨念を込めて編んだるセーターで山本寛斎ブランド紛ひ!

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     佐佐木幸綱選○  時を経て『オランダはみどり』を読み返す靖子の歌集命の歌集  (本庄市)中川郁江 首席。 選者・佐佐木幸綱氏の曰く、「安楽死が合法化されているオランダでネーダーコールン靖子さんが日本人では早く安楽死を選択したのは一九九七年だった」と。 歌集『オランダはみどり』の著者「ネーダーコールン靖子は、福岡県宗像市生まれ。宮崎大学教育学部を卒業後、1972年にオランダに渡り、ロブ・ネ...

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今週の「朝日歌壇」より(2020/8/23掲載)  尿失禁・勃起障害のリスクをも緩和するとふダヴィンチ手術!  アルバムを焼却すれば戦争が消滅するとは限らぬだらう!  安倍さんの後釜に取り入らむとし身震ひをせる陣笠議員!  シガラミを全て断ち切り新機軸打ち出すべきだ!松田わこさん!  「さいたま市桜環境センター」に直に持ち込み焼却すべし!  市民にはそれぞれ二本の足あれど客足伸びぬ松山三越!  若き日の鳥海山の羚羊の吾も早晩特養入りか?  嘴太の一番鴉の鳴き声に耳を澄まして待つ釈放の日!  郭公も托卵くらいはするけれど虐待放置はしないと思ふ!

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     馬場あき子選○  前立腺癌の吾のオペをロボットのダビンチと医師がタグ組んで終える  (いわき市)守岡和之 首席。 「今日の先端医療の体験者の感慨。結句に用いた<終える>に安堵と感嘆の思いがこもる」とは、選者・馬場氏の寸評。 「ダヴィンチは、手術を<支援>するために開発されたロボットです。ロボットというと、<医師の代わりに手術を行ってくれる>というイメージがありますが、実際は、医師が操作し...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/8/23掲載)

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     高山れおな選○   クーラーの中の静かな心かな  (横浜市)込山正一 首席。  「冷房機の擬人化だろう。粛々と風を吹き出す<静かな心>」とは、選者・高山氏の寸評。 折りが折りだけに我が部屋に「粛々と風を吹き出す<クーラーの中の静かな心>」には、いくら感謝しても感謝し切れるものではありません!     クーラーの中の静かな心こそ部屋の熱さを冷まして呉れる!○   蟻の列木橋の裏側へまはる  ...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/8/23掲載)  気温差に寄り添ふ町の歳末はツリーが氷り冬ほたる飛ぶ!  夕立に拾ひし俳句を見失ふ!逃がした魚はとても大きい!  豪雨止み二時間のちの出水禍は当り前田の三度笠だぜ!

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     稲畑汀子選○   雨止みて二時間経ちし出水禍に  (浜田市)田中静龍 首席。 「雨が止んで二時間経ってからの災害に、言葉を失った作者。人知が及ばぬ自然の怖さが描けた」とは、選者・稲畑氏の寸評。  「人知が及ばぬ自然の怖さ」とは、安倍政権一流の逃げ口上であり、豪雨による出水は、「天災」と云うよりも凡才閣僚の政策ミスによる「人災」と云うべきではありませんか!      豪雨止み二時間のちの出水...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/8/23掲載)  あの夏の日の丸の波のまにまにミンダナオ海溝に眠れる従兄!  そんなにも偉いお方が俳句詠み朝日俳壇に投稿するとは!  ご亭主は屋根師で大の遊び好き!他所の女に抱き付いて寝る!  「棺」には価格差在るが「柩」には価格差はもち貴賤も在らぬ!

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     長谷川櫂選○   終戦忌白木の箱にして柩  (岐阜県揖斐川町)野原武 首席。 「棺という白木の箱。戦争を納めるかのように」とは、選者・長谷川氏のややポイントをずらしたような寸評である。 「白木」とは「樹木の皮を剥ぎ、削っただけで何も塗ってない木」のことであるから、作中の「白木の箱」とは、低価格で質素な「柩」ならぬ「棺」を指して云うのでありましょう。 ところで、下掲の記事は『終活JP』に記載...

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今週の「朝日俳壇」より(2020/8/23掲載)  南部鉄・風鈴の音に耳澄まし老残一人秋涼を待つ!  柿の木坂・マダムロタンで求めたる赤ちやんベッドも断捨離をせり!  「吾輩の青春語彙を暴露す」と云つてはみたが月並みだなあ!  東京は一大歓楽境にして有象無象が夜遊びに来る!  コロナ禍はこの際付け足し!この夏の旅行に被りたかつた帽子!  あまりにも安直過ぎるヨミなれば選者としての寸評たり得ず!

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     大串章選○   八月や日に日に空の恐ろしく  (岐阜県揖斐川町)野原武 首席。 「核爆発の恐怖。1945年8月6日広島に、9日長崎に原子爆弾が投下された」とは、選者・大串氏の寸評でありますが、思うに、「日本との戦争を一日も早く終わらせるために」との名目で以て為された、アメリカ合衆国による広島・長崎への原爆投下が選者の大串章氏の寸評の中では、「核爆発の恐怖」などと一般化されているのであり、...

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