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archive: 2021年03月

古雑誌を読む(『短歌』2021年1月号)

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     『電話会議に』 篠 弘(まひる野)○  柔らかき耳朶を指に揉みながら探しつづくる書棚のはざまに 作者ご自身の性癖とでも云うべき、日常生活の場面での何気ない動作。 「書棚のはざま」にネクタイピンや五百円玉などの小さなものを落としてしまうことはよくあることである。     そのうちに拾うつもりがそのままになってしまった子猫の指輪 ○  必ずや出でてくるなり探さねばならぬ資料のあと二、三あり 結社...

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古雑誌を読む(『短歌』2021年1月号)

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     『歳月』  尾崎左永子○  神杉の林を漏るる冬日光浴びつつ心浄まりゆけり○  富士の向うにいま冬の日が落ちてゆくわが残命を犒ふごとく○  「顧みて己れに恥づるなかりしか」海軍兵学校自省ことば○  〝雨ニモ負ケズ〟生き来しわれが卒寿過ぎていま凡々とTV観てゐる○  遠からず世を去るわれと知りをれど夜半の窓洩る月光浄き○  無理を通すことなく過ぎし生といへ知らず傷つけし人もあらむか○  願はくば眠...

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今週の「朝日歌壇」より(2021/3/14掲載)  

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     永田和宏選○  わたしから生れたような貌をして子猫が眠るわたくしの上  (ひたちなか市)猪狩直子○  森発言森さんだけじゃないのよね森さん嗤う人の中にも  (枚方市)田中敬子○  失言を咎めず笑う保身術がわたしにもある多分きみにも  (松坂市)こやまはつみ  ...

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『門河』を読む

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あおぞらそ...

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