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詩歌句誌面

読解なくして論評あらず。

「今週の『朝日歌壇』」より  祝電を打ったからとてお返しを期待するのは大怪我の元 

     永田和弘選

○  電報が最速手段でありし時代下宿の扉の内定通知  (横浜市)大建雄志郎

 下宿の汚い扉に挟まれていた電報であったとしても、その中身が内定通知で良かったですね!
      電報が装飾手段のこの頃と結婚祝いのウナ電を打つ  鳥羽散歩
 私の連れ合いの同級生同士のいざこざの一端を紹介しますが、今から十数年前のある日、同級生A宅へ交際らしきものが絶えてなかった同級生Bから突然電話があったそうだ。
 要件は、私の娘Cが、東大の大学院の同級生Dと、明日、ホテル大倉で結婚式を挙げるから、貴女から母親の私の親友としての電報を打って欲しい、との事。
 同級生Aの本心としては、「何を今になって、私があの鼻持ちならぬ女の親友とは!」といった気持ちでもあったのですが、同じ高校で学んだ仲間からの頼みともあらば、との思いから、その翌朝、ホテル大倉宛に結婚祝いの打電したとの事!
 話がそれで済めば何の問題も起こらなかったのであるが、ところが、その後が宜しくありません。
 同級生Aが、私の連れ合いに語ったところに拠ると、その後、同級生Aのところに、同級生Bからは勿論のこと、Bの娘からも何の挨拶も無く、新婚旅行へ行った土産も無かった、との事。
 女性同士の関係は全く不可解そのものである。
     祝電を打ったからとてお返しを期待するのは大怪我の元  鳥羽散歩
 
 
○  故郷の今年最後の墓参りこれより雪の下となる墓  (岐阜市)後藤進

 「雪の下」なればこその温かさに守られて、ご先祖の方々は辛い冬の寒さに耐えられるのでありましょう。
     ご無沙汰も今年限りの帰省かな雪の下なる故郷の廃家  鳥羽散歩


○  命日のお墓参りに行くたびに俗名とつく兄の名悲し  (柏市)青木真理

 御兄君は、あなたの生家の方々と宗旨が異なるので、彼の死後、生家の方々は彼に戒名を付ける訳には行かなかったのではありませんか?
     だとしてもやはり気掛かり兄の墓俗名などと付けるな父母よ  鳥羽散歩


○  どう見ても我の視線を意識してしかも平気で庭ゆく狸  (いわき市)馬目弘平

 「どう見ても」が宜しい!
     昼日中我が家の庭に出没し平気の平左で居るか狸は  鳥羽散歩
     どう見ても狸の方に分が有るよ人間吾にウインクをする
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Author:鳥羽散歩
卑しくも<詩歌ブログ>を名乗る以上は、イラストやカラー写真で以て読者に取り入ろうとしてはなりません。ましてや、田舎町の安手のレストランで食べた料理のカラー写真で以て読者を幻惑させようとするのは論外です!当ブログは、カラー写真やイラストの類の夾雑物は一切無しの<詩歌ブログ>です。

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