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詩歌句誌面

読解なくして論評あらず。

「今週の『朝日俳壇』」より   執筆途上

     稲畑汀子選

○  寒さ急ナースの吾子に障らずや  (泉大津市)多田羅初美

 「ナース」ともなれば、医師と力を合わせて人の命を救わなければならない存在なのである。
 そうした事をも心得ずに、「寒さ急ナースの吾子に障らずや」とは、何と言う<親馬鹿チャンリン>!
 とは、建前上の私の言い文であり、それとは別に、「人の子の親ともなれば、相手が総理であろうが、医師であろうが、ナースであろうが、風吹けば心配し、雨が降れば心配し、国会で失言しようものなら、世間体を忘れて、我が子可愛さのあまりの阿鼻叫喚の声を上げたりするものである」との思いもするこの頃ではあります。
     座席にて「共産党!」との野次飛ばす!共産党に失礼だろう!  鳥羽散歩


○  卒寿超えこれが最後と書く賀状  (横浜市)松永朔風

 昨今の高齢者の年齢は、一時代前の高齢者の年齢の七掛けと申しますから、「90×0、7=63歳」ではありませんか!
 63歳と言えば、やっと還暦を越えたばかりで、これから先のお楽しみ、というところではありませんか!
 松永朔風さん、あなたは総理大臣の仰る「働き方改革」なるお言葉をご存じですか?
 彼・安倍晋三氏の弁に依りますと、あなたは、これから先、7年間を働かなければならないのです。
 それなのにも関わらず、「これが最後と書く賀状」などと、辛気臭い事を仰いますな!
     去年今年貫く棒の如くあれ妻が死んでも賀状は出せよ  鳥羽散歩


○  ただいまに応へる声のなさ寒さ  (松原市)加藤あや


○  極月の火星を残し沈む月  (長岡市)内藤孝

○  教皇が踏みしめた広島は冬  (寝屋川市)今西富幸

     教皇は寝屋川市に土踏みしめず  鳥羽散歩

○  電飾の碧きひかりにある寒さ  (神戸市)池田雅かず


○  暴風雪北海道を咆哮す  (北海道鹿追町)高橋とも子

     豪雪に北方四島埋もれぬる  鳥羽散歩

○  着ぶくれの影も引きずる散歩かな  (兵庫県太子町)一寸木詩郷

 着膨れてなほ且つ散歩したきかな  鳥羽散歩

○  日向ぼこビタミンBを存分に  (神戸市)森岡喜恵子

   小春日やビタミンBの錠剤をのまず一日過ごす日向で  鳥羽散歩
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Author:鳥羽散歩
卑しくも<詩歌ブログ>を名乗る以上は、イラストやカラー写真で以て読者に取り入ろうとしてはなりません。ましてや、田舎町の安手のレストランで食べた料理のカラー写真で以て読者を幻惑させようとするのは論外です!当ブログは、カラー写真やイラストの類の夾雑物は一切無しの<詩歌ブログ>です。

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