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詩歌句誌面

読解なくして論評あらず。

今週の「朝日歌壇」より(2020/8/2掲載)  慰安とは性を蹂躙する事か?慰安婦とふは哀しき言葉!  生きてれば生きてたなりの希望あり!死んでしまえば元も子も無い!  「責任を痛感します」と云うならば責任取って切腹しろよ!  人間よ!放てイルカを海原へ!丸い海しか知らぬイルカを!  百年に一度か二度の地震なら運が良ければ見舞われないが!  「遠くから祈っています」と書くだけが精一杯の長野県民!


     永田和弘選

○  短冊の「コロナが無くなりますように」も泥まみれの熊本豪雨  (長野県)丸山志保

 首席。
 折りが折りだけに、ボランティアの方々の員数も少なく、しかも、その大半は同県人であり、被災者である場合も多いから、土砂や堆積物の撤去作業もなかなか進みません。
 七夕飾りの「短冊」に「コロナがなくなりますように」と、そして、「球磨川が氾濫しないように」と書いて、七夕様に祈るしか手段が無いのでありましょうか!
     「遠くから祈っています」と書くだけが精一杯の長野県民!
     「遠くから祈っています」と書くだけで<関の山>かも長野県民!
     牽牛と織姫程の距離ならばボランティアにも出で立ちましょう!


○  川幅が昨夜の雨の跡残す今年も続く五十年に一度  (日南市)宮田隆雄
 次席。
 「丸山さん、宮田さん、九州豪雨で祈願の短冊も泥まみれの悲惨さ、五十年に一度の特別警報が毎年のように発せられるやるせなさ」とは、選者・永田和宏氏の寸評である。
 二首纏めての寸評は、いかにも遣っ付け仕事みたいで、せっかくの入選作の作者に対して、あまりにも失礼ではありませんか!
     半世紀一度の豪雨に見舞われた!昨年は二度今年は一度!
     百年に一度か二度の地震なら運が良ければ見舞われないが!
     人間は還暦待たずに死ぬが良し長生きすると碌なこと無し!


○  牛蛙またの名を食用蛙 慰安婦のごと哀しき呼び名  (高松市)島田章平

 三席。
 「普段何げなく使っている食用蛙という名から、慰安婦という言葉の哀しさに思いが及ぶ」とは、選者・永田和宏氏の寸評である。
 然しながら、本作の作者・島田章平さんは、「食用蛙」という言葉でさえも<何げなく使っている>のでは無くて、同じ生物であっても食用に供される者と食用に供する者が存在していることの無情さ!
 即ち、食物連鎖という言葉の無情さを、しみじみと感得しながら使っているのでありましょう。
 従って、「牛蛙のまたの名の食用蛙」から「慰安婦」と呼ばれて哀しい生涯を辿った、朝鮮半島の女性たちを思い起したのは、極めて自然的な事であったのでありましょう。
 今更、私の如き存在が口にする必要はありませんが、日韓両国和平の最大の障害となっているのは<慰安婦問題>でありますが、この重大事を、自らの生活半径に存在する些細な出来事とも言える、生物の名称の「食用蛙」から思い起こして詠まれたのが本作であり、島田章平さんの久々の傑作である。
     慰安とは性を蹂躙する事か?慰安婦とふは哀しき言葉!
     自らの性欲充足せしめむと性交渉を徒に急く!
     「夜の街関連」と云ふ言葉もて片付けられない喫緊の用!


○  吊されたボールへ高く高く跳ぶ丸い海しか知らぬイルカは  (観音寺市)篠原俊則

 四席。
 水族館で飼育され、私たち人間を前にして、「吊るされたボール」を目掛けて「高く高く」跳躍するなどの曲芸を演じている「イルカ」が、塩化ポリエチレン製の浮き輪に拠って限定された「丸い海しか知らぬ」存在であったとしたならば、それは真に以て残酷な事ではありませんか!
      人間よ!放てイルカを海原へ!丸い海しか知らぬイルカを!
      塩化ポリの浮き輪の範囲に限られた丸い海しか知らないのかい!


○  漢字など知らず使った藁半紙、馬糞紙、模造紙昭和の教室  (大和郡山市)四方護

 五席。
 ガリ版を切って「藁半紙」に印刷された期末テストの問題!「馬糞紙」を和鋏で刻んだり肥後守で切ったりして作った工作!そして、廊下の隅の掲示板に貼られているのは模造紙に描かれた期末テストの成績順位表であり、「昭和の教室」の全ては、そうしたあまりにも寂し過ぎる光景であった。
     漢字など知らなくたって糞食らえ!どうせ儂らは昭和の愚民!
     東京のコロナ感染糞食らえ!どうせ儂らは裏日本だ!


○  人間の愚かさ淋しさ味方にし生き延び増える新型コロナ  (西宮市)大山緑

 六席。
 それを云うならば……………!
     国民の愚かさ淋しさ味方にし総理在職期間を延ばす!
     愚直なる吾ら庶民を馬鹿にしてまたも配るか不要なマスク!


○  読んだ本読みさしの本読みたい本読んだことさえ忘れてる本  (さいたま市)丹羽和代

 七席。
 「読んだ本・読みさしの本・読みたい本・読んだことさえ忘れてる本」と、多種多様な本が在る現代社会ではありますが、私・鳥羽散歩の場合は、もう一点、「出版する予定が延び延びになっている本」があります。 
     ブックオフの百均棚に曝されて売れる気配も見せない歌集!


○  「責任を痛感します」叱られて児はアベさんの物真似をする  (堺市)梶田有紀子

 八席。
 あまりにも出来過ぎた話ではありませんか!
 そんなことを口にする悪ガキが居たならば、私・鳥羽散歩はお目に掛かりたい!
     「責任を痛感します」と云うならば責任取って切腹しろよ!


○  トリチウム分離技術も安価なる放出案にはかなわないのか  (福島市)青木崇郎

 九席。
 「近畿大などの研究チームが放射性物質のトリチウムを含んだ水を除去する新技術を開発した。トリチウムは東京電力福島第1原発の汚染水に含まれており、除去が難題になっている。チームは『今は実験室レベルだが、いずれ福島でのトリチウム水の処分に貢献したい』と語る。トリチウムは三重水素と呼ばれ、水素原子に中性子が2個付いた放射性物質。通常の水とトリチウム水には化学的な差がほとんどなく分離が難しい。井原辰彦・近大教授(無機材料化学)と大阪市のアルミ箔(はく)製造会社<東洋アルミニウム>などのチームは、直径5ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の小さな穴が無数に開いたアルミ製フィルターを開発。トリチウム水を含んだ水蒸気をフィルターに通すと、トリチウム水だけが穴に残り、『条件によるが、ほぼ100%分離できた』という。福島第1原発では、汚染水からセシウムなど別の放射性物質を除去し始めているが、トリチウムだけが取り除けていない。敷地内のタンクに貯蔵する汚染水は80万トン超。チームは今後、福島県内の企業などと協力し、原発の汚染水処理ができる実用機器の開発を進めるという。トリチウムは自然界にも存在しているため、原子力規制委員会は「濃度を薄めることができれば、安全上問題ない」と海洋放出すべきだとの立場だが、風評被害を懸念する地元の漁業関係者らが反対。国は有識者委員会を設置し、トリチウム水の処分方法の検討を続けているという記事が、2018年8月27日付けの毎日新聞に掲載されていた、との事でありますが、「こうした革新的な技術でさえも、安価なる放出案にはかなわないのか」とするのが、本作の趣旨であり、福島県福島市にお住いの本作の作者・青木崇郎さんは、ただ「安価なる放出案にはかなわないのか」と述べているだけのことであり、東京電力が断行しようとしている「トリチウム水海洋放出」に就いての自らの意見は何一つとして口に出そうとしないのである。
     希釈して海中放出すれば良い!海水汚染しない程度に!


○  「生きてさえいれば希望が──」周庭氏の今日は如何なる一日だろうか  (近江八幡市)寺下吉則

 末席。
 「言論や集会の自由に制限を加える<香港国家安全維持法>の成立を受け、香港の政治団体<香港衆志」デモシスト)>からの脱退を表明した幹部の周庭(アグネス・チョウ)氏(23)は6月30日、SNSで『私、周庭は、本日をもって、政治団体デモシストから脱退致します。これは重く、しかし、もう避けることができない決定です。絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。生きてさえいれば、希望があります』とコメントした」との趣旨のニュースを、去る2020年7月1日発行の<産経新聞>を初めとした各種情報機関が伝えているが、滋賀県近江八幡市にあ住いの本作の作者・寺下吉則さんは、件のデモシストから脱退した日の周庭さんのご心境を慮って本作をお詠みになったのでありましょうが、周庭さんのご心境は、SNSでの件の言葉、即ち、「私、周庭は、本日をもって、政治団体デモシストから脱退致します。これは重く、しかし、もう避けることができない決定です。絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。生きてさえいれば、希望があります」で以て、言い尽されているように思われます。
 つまり、周庭さんは、当日を以て<政治結社デモシスト>から脱退したのであり、それ以上でも、それ以下でもありません。
 「生きてさえいれば、希望があります」との、彼女の言葉の重みを、寺下吉則さんを初めとした、私たち日本国民は、充分に噛み締めるべきでありましょう。
     生きてれば生きてたなりの希望あり!死んでしまえば元も子も無い!
     死んで花実が咲くものか?生きていてこそまたデモが出来るんじゃない! 
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卑しくも<詩歌ブログ>を名乗る以上は、イラストやカラー写真で以て読者に取り入ろうとしてはなりません。ましてや、田舎町の安手のレストランで食べた料理のカラー写真で以て読者を幻惑させようとするのは論外です!当ブログは、カラー写真やイラストの類の夾雑物は一切無しの<詩歌ブログ>です。

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